本作は第一子を妊娠中のYTAMOが2019年に渡って録音したアルバム。これらの楽曲は彼女自身の幼少期の経験を反映させたもので、それぞれの曲が親になるということと彼女の幼少期のぼんやりとした記憶との架け橋となっている。彼女が音楽人生をスタートさせた楽器であるピアノに、循環するミニマルな動きやヒプノティックなハーモニー、柔らかな歌声を織り交ぜながら、現実と想像を同時に内包する回想のノスタルジーを穏やかに優しく共鳴させる。盟友、嶺川貴子との共作「2 Vacant Houses」も収録。

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